Open day at the Riksdag – Swedish Parliament
2015年3月14日、スウェーデンの国会議事堂(Riksdag)のオープンハウスに参加しました。国会議員の定数は349人で、平均年齢は約47歳です。スウェーデンの人口は約980万人(2015年3月現在)、選挙権、被選挙権とも18歳となっています。
スウェーデンの選挙投票率は非常に高く、昨年2014年の選挙では約85%でした。選挙は毎4年おきに行われ、日にちも9月の第二日曜日と決まっており、コミューン(地方議会)、ランドスティング(県議会)、国政選挙がこの日一斉に行われます。また、3年以上滞在していれば、外国国籍を持つ住民も、コミューン、ランドスティングの選挙に投票できます。但し、国政選挙とEU選挙はスウェーデン国籍を持っていないと投票できません。
今回訪れたオープンハウスは、隔年に開かれており、一般の人たちが無料でガイドツアーに参加することができます。国会には、子供から高齢者まで多くの人が訪れ、議事堂内集まった国会議員に自由に質問したり、写真を撮ったりすることができました。 議場内で開催された国会議員への約一時間に渡る質疑応答は、大変興味深いものでした。これは、国会の議長であるウルバン・オリーン氏が実際の議長を務め、現在の国会に席をもつ8つの政党の代表者が一般市民からの質問に答えるというものでした。議場からは沢山の質問が投げかけられ、それらの質問に紳士に対応する国会議員の態度がとても新鮮でした。
スウェーデンの現首相は、社会民主党の党首、ステファン・ロヴェーン氏、副首相は2014年の選挙で初めて入閣した環境党の代表者、オーサ・ロムソン女史です。昨年2014年の選挙で社会民主党と環境党が少数派政権内閣を結成しました。現内閣の閣僚の半分以上が女性となっています。
民主主義、男女平等に熱心に取り組んでいるスウェーデンには、日本の社会構築のために参考になる要素が沢山ありそうです。
スウェーデン国会のサイト (英語)
http://www.riksdagen.se/en/